iOSおよびAndroid端末の利用台数で中国が首位、日本は5位で韓国を下回る

Flurry

米調査会社Flurryは18日、iOSおよびAndroid端末の利用台数において、2月に中国が米国を抜いて初めてトップに立ったと公表した。また、日本は世界5位で、英国や韓国を下回った。

中国が利用台数で米国を上回って首位に

同社は、世界27万5000本以上のアプリの24億件以上に及ぶ匿名アプリセッションを追跡し、独自の分析方法でiOSおよびAndroidのアクティベーション数やアプリのダウンロード数などを調査。それにより、世界のスマートデバイスの90%以上のアクティビティを測定しているとしている。

2013年1月時点で、中国の利用台数は2億2100万台となり、米国の2億2200万台とほぼ同じまでに迫った。前年同期(2012年1月)に比べ、米国では5500万台増加したのに対し、中国は1億5000万台の増加と、驚異的な追い上げをみせた。そして、これまでのデータに基づき、2月の利用台数は米国が2億3000万台、中国が2億4600万台になり、逆転するだろうと予測する。

中国の人口13億人に対し米国は3億1000万人であることから、将来、中国を抜く可能性があるのは12億以上の人口をもつインドのみだろうとFlurryはみる。ただし、そのインドもまだ1900万台にとどまっており、長い時間がかかるはずだと指摘している。

日本は2900万台で5位、韓国は3000万台で4位

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また、2013年1月における利用台数の国別順位も公表され、上位12カ国が並んだ。米国と中国(1位、2位)の両国はそれぞれ、3位の英国の5倍以上という結果になった。

4位は韓国で3000万台、2900万台の日本はわずかな差で5位となった。以下、ドイツ、フランス、カナダ、ロシア、インド、ブラジル、スペインと続いた。

さらにレポートでは、成長率ランキング(2012年1月~2013年1月、500万台以上の国が対象)も示されている。トップはコロンビアで278%、2位以下にベトナム、トルコ、ウクライナ、エジプトと続き、6位中国の209%より高い成長率となっている。

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