全国の地下鉄でのLTE捕捉状況と速度、Android、iPhoneともにauが優勢

MMD研究所は、Android端末、iPhone5を対象に全国主要都市の地下鉄におけるLTEの通信環境を調査し、その結果を発表した。

地下鉄の4G LTE捕捉率はauが90%超えで圧倒的

地下鉄でのLTE捕捉状況と速度
調査は、全国主要都市の地下鉄(6都市・34路線・615駅)のホームで2013年1月9日~21日に実施。ドコモの「Optimus G L-01E」、auの「AQUOS PHONE SERIE SHL21」と「iPhone5」、SoftBankの「MOTOROLA RAZR M 201M」と「iPhone5」の計5台を用い、4G/LTEの捕捉状況および通信速度テストを行った。

その結果、Android端末での4G/LTE捕捉状況は、auが615駅中598駅(捕捉率97.2%)と最も高く、次いでドコモが298駅(同48.5%)となり、ソフトバンクは49駅(同8.0%)となった。iPhone5では、auが615駅中567駅(同92.2%)、ソフトバンクは67駅(同10.9%)だった。

地下鉄でのLTE捕捉状況と速度
また、Android端末におけるLTEの通信速度については、auがダウンロードの平均で24.47Mbpsと最も速く、ソフトバンクが同9.67Mbps、ドコモが同6.39Mbpsとなった。iPhone5では、auが同12.40Mbpsで、ソフトバンクは8.64Mbpsという結果だった。

全体として、現時点ではauがAndroid端末、iPhone5ともに90%以上の駅で4G/LTEを捕捉し、ネットワークが最も整備されていると結ばれている。そのほか、調査では各地域路線別、全調査駅の結果も公表している。