LINE(ライン)のアプリでは、アップデートでさまざまな新機能の追加や仕様変更、不具合の修正が提供されています。古いバージョンのままアップデート(更新)しないと、最悪の場合、サポートが終了してLINEが使えなくなってしまうこともあります。
本記事では、LINEアプリを最新版にアップデート(バージョンアップ)する方法をiPhoneとAndroidスマホの場合に分けてそれぞれ解説。また、アプリを自動で更新する設定を活用し、いつでも最新の状態でLINEを使うための方法も紹介します。
LINEアプリ 最新のアップデート情報

iOS版LINEのバージョンを14.20.0にアップデートすると、LYPプレミアム特典として今冬提供予定の「サブプロフィール機能」を利用できるようになります。

サブプロフィール機能とは、既存のプロフィールとは別に新しくプロフィールを最大3つまで設定できる機能。プロフィールごとに名前やアイコンを設定できるので、仕事とプライベートなどでLINEのプロフィールを使い分けられます。
2024年は新機能の実装やLYPプレミアム特典の追加など、さまざまなアップデートが配信されました。2024年に配信された主なアップデート内容を振り返ってみましょう。
- 【2月】友だちとトークする感覚で生成AIを利用できる「LINE AIアシスタント」が登場
- 【5月】スタンプを自由に組み合わせられる「スタンプアレンジ機能」が登場
- 【7月~8月】夏休み期間中にトークルームの応援エフェクトが初登場
- 【7月】オープンチャットのスレッド機能が登場
- 【7月】離れている友だちとかわいいフレームで撮影できる「LINEプリ」が登場
- 【9月】LINEアプリのアイコンをカスタマイズ可能に
- 【10月】トークルームからPayPay残高の「送る・受け取る」機能を利用可能に
- 【11月】7年ぶりにデフォルト絵文字をリニューアル
2025年の上半期には、写真・動画などのトーク履歴をリアルタイムでバックアップできる「プレミアムバックアップ機能」をLYPプレミアム特典として提供予定です。
LINEアプリをアップデート(更新)しないとどうなる?

アプリのアップデートで、最新の機能が使えるようになったり、不具合の修正やセキュリティ強化を享受できたりと、さまざまなメリットがあります。アップデートしなければ、新機能が使えないだけでなく、セキュリティ上の脆弱性を放置してしまうリスクを伴います。
アプリのアップデートは、これまでとデザインや使い勝手が変わる場合もあるため、それらを回避したい向きもあるでしょう。とはいえ、今後もLINEを使っていく以上、アップデートを避け続けるのは現実的ではありません。とりわけ、セキュリティに関するアップデートを放置することは問題です。
iOS 14.0以上またはAndroid 7.0.0以上を搭載する端末なら、LINEアプリをアップデートすれば引き続き利用可能です。後述する内容を参考に、LINEアプリのバージョンアップを実行してください。あまりに長い間アップデートしていないと、アプリの一部機能が使えなくなるケースもあります。
古いOSバージョンで利用できるLINEバージョン
古いOSバージョンで利用できるLINEバージョンは以下の通りです。
iOS版
(※)iOS 13.7以下は利用不可 |
Android版
(※)Android 6.0.1以下は利用不可 |
PC版(Windows)
(※)Windows 8.1以下は利用不可 |
PC版(Mac)
(※)macOS Catalina 10.15.7以下は利用不可 |
(※)iPod touch、KindleなどのFire OS端末、Chromebook、カスタムOS端末などはサポート対象外
かつてはLINEアプリ内の設定メニューからアップデート可能でしたが、現在App StoreやGoogle Playストアからしかアップデートできなくなっています。

iOS版LINEの場合

Android版LINEの場合
なお、LINEアプリ内で現在のバージョンを確認することは可能です。「ホーム」タブの設定ボタン
→[LINEについて]の順でタップして確かめてください。アプリストアからLINEをアップデートする方法
iPhoneならApp Storeから、AndroidスマホならGoogle Playストアから、それぞれアップデートできます。一度アップデートしたら以前のバージョンに戻すことはできません。
アップデートに伴う通信量が大きくなるケースもあるため、基本的にWi-Fi環境による操作が望ましいでしょう。なお、PC版LINEをアップデートする方法は、下記記事を参照してください。
App StoreでLINEをアップデートする手順(iPhone)
iOS版LINEアプリをアップデートする場合、App Storeアプリからおこないます。
-
App Storeを開き、画面右上の人型ボタンをタップ
まず「App Store」アプリを開いたら、画面右上にある人型ボタンをタップしてください。
-
「アップデート」をタップしてLINEアプリをアップデート
LINEアプリのみをアップデート
LINEアプリを含むアップデート可能なアプリをすべてアップデート
LINEアプリのアップデートがリリースされていれば、「アカウント」画面にアプリ名が表示されます。
LINEの横にある[アップデート]をタップしましょう。[すべてをアップデート]をタップすると、LINEアプリを含むアップデート可能なすべてのアプリをまとめて順次アップデートできます。
-
アップデート完了
LINEアプリが「最近のアップデート」に移動した
[アップデート]ボタンが[開く]ボタンに変わる
アップデート履歴
LINEアプリのアップデートが完了すると、LINEアプリが「最近のアップデート」に移動し、[開く]ボタンに変わります。
これで、LINEアプリが最新バージョンにアップデートされました。[開く]をタップする、あるいはホーム画面などからLINEアプリを開けば、最新バージョンのLINEを利用できます。
また[バージョン履歴]をタップすると、比較的近い期間のアップデートのリリースノートが一覧表示されます。アップデートで追加された新機能などのチェックに便利です。
Google PlayでLINEをアップデートする手順(Android)
Android版LINEアプリをアップデートする場合、Google Playストアアプリからおこないます。
-
Playストアアプリを開き、画面右上のアイコン→「アプリとデバイスの管理」→「詳細を表示」と進む
まずは「Playストア」アプリを開きましょう。
画面右上にあるアイコンをタップし、[アプリとデバイスの管理]をタップします。
「概要」に「利用可能なアップデートがあります」と表示されていたら、[詳細を表示]をタップしてください。
-
「更新」をタップしてLINEアプリをアップデート
LINEアプリのみをアップデート
LINEアプリを含むアップデート可能なアプリをすべてアップデート
LINEアプリのアップデートがリリースされていれば、アプリの一覧に表示されます。
LINEの横にある[更新]をタップしましょう。[すべて更新]をタップすると、LINEアプリを含むアップデート可能なすべてのアプリをまとめて順次アップデートできます。
-
アップデート完了
[更新]ボタンが[開く]ボタンに変わる
アップデート履歴は直近の内容のみ確認できる
アップデートが完了すると、「保留中のダウンロード」の一覧からLINEアプリが消えます。
また、アプリの詳細画面で[更新の内容]をタップすると、最新の更新内容を確認できます。過去のアップデート内容まで詳しく記載されているわけではありませんが、直近のアップデートによる新機能をチェックするのに有用です。
アプリを自動更新する設定も便利
ここまでLINEアプリのアップデート手順を紹介してきましたが、配信のたびにわざわざ手動で更新するのも面倒に感じます。そんな人は、アプリの自動更新の設定を有効にしておけば、自動アップデートできるようになります。
iPhoneでのアプリ自動更新の設定方法


iPhoneの「設定」アプリで[App Store]を選択し、次の画面で「自動ダウンロード」の項目にある「アプリのアップデート」をオンにすれば、アプリの自動アップデートが有効となります。
すべてのアプリが自動アップデートの対象となり、LINEアプリだけに限定するといったことはできません。

アプリのアップデートには、モバイルデータ通信量を多く消費してしまいます。
「モバイルデータ通信」の項目にある「自動ダウンロード」をオフにしておけば、Wi-Fi接続時のみ自動アップデートされるため、通信量を気にする必要もありません。
Androidスマホでのアプリ自動更新の設定方法
Androidスマホでは、デフォルトで自動アップデートが有効になっているので、特別な設定は必要ありません。もし自動アップデートされていないようであれば、設定を確認してみましょう。


「Playストア」アプリを開いて、右上のアイコン→[設定]の順に進みます。



[ネットワーク設定]→[アプリの自動更新]と進みます。このとき、「Wi-Fi接続時にのみアップデート」を選択するのがおすすめです。
「ネットワークの指定なし」を設定すると、Wi-Fiに接続されていない状態でも自動アップデートが実行されるため、知らない間にモバイルデータ通信量を消費してしまいます。「Wi-Fi接続時にのみアップデート」に設定しておけば、Wi-Fiに接続されている間だけ自動アップデートされ、モバイルデータ通信量が消費されることはありません。
「アプリを自動更新しない」を選択していると、LINEアプリを含むすべてのアプリは自動でアップデートされなくなり、手動でのアップデートのみとなります。

また、LINEアプリのインストール画面で右上にあるメニューボタン
から「自動更新の有効化」にチェックを入れれば、LINEアプリを個別に自動更新できます。LINEアプリのアップデート情報(内容)はどこでチェックする?
LINEアプリをアップデートすれば、新機能を利用できたり、不具合が修正されたりするため、いち早くアップデート情報を知りたいという人もいるでしょう。
アップデート情報を知る手段のひとつは、LINEのX(旧Twitter)公式アカウントです。
【お願い】
11/28~11/30に発生したアルバム機能の不具合について、皆さまへご協力のお願いです。(1)スクリーンショット等の取り扱い…
— LINE (@LINEjp_official) December 5, 2024
公式アカウントをフォローしていれば、アップデート情報を素早くキャッチできます。特に、LINEアプリに不具合が生じたときはまずX公式アカウントをチェックしてみてください。
ただし、公式アカウントがすべてのアップデート情報を必ず知らせてくれるわけではありません。アップデート内容が気になる人は、App StoreまたはGoogle Playストアのリリースノートをこまめにチェックするしかないでしょう。
LINEアプリのアップデートが「できない」ときの対処法
アップデートがうまくいかない場合や、いつまでも更新中のまま止まってしまう場合の主な原因と対処法を紹介します。
端末やアプリの再起動、通信環境のリフレッシュを試す

iPhoneの場合

Androidスマホの場合
アップデートが更新中のまま止まってしまう場合、一時的にスマホの通信状態に問題が生じていることも考えられます。
Wi-Fiや機内モードのオン/オフを切り替えて、通信状態をリフレッシュさせてみましょう。これだけで改善する可能性もあります。
ストアアプリや端末を再起動する

iPhoneのマルチタスク画面でApp Storeを強制終了

Androidスマホの設定からGoogle Playストアを強制終了
App StoreやGoogle Playストアの再起動で解決につながる場合も。マルチタスク画面や端末の設定からストアアプリを強制終了し、再度アップデートをおこないます。
それでも解決しなければ、端末の再起動を試してみましょう。詳しい方法は下記記事も参照してください。
端末のストレージ容量を減らす

iPhoneの場合

Androidスマホの場合
端末のストレージ容量に空きがないと、LINEアプリをアップデートできない場合があります。ストレージの容量を確認し、空きがなければ不要なアプリを削除するなど整理しましょう。
端末のストレージ容量を減らす方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
その他に考えられる原因と対処法
Apple AccountやGoogleアカウントの問題や機能制限、対応OSバージョンなど、思わぬ要因でアップデートができなくなっている可能性もあります。
それらの詳しい対処法については下記記事でまとめています。