Sony製以外のAndroid端末でも初代PlayStationゲームが遊べるように


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様々な端末でPS用ゲームが遊べるPlayStation Suite

20日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の平井会長は、香港で開催された「AsiaD: All Things Digital」において、将来的にSony製ではないAndroid端末でもPlayStation Suiteを利用可能になるだろうと明かした。

PlayStation Suite(プレイステーション スイート、以下「PSS」)は、Android端末や先日予約が開始されたPS Vita、さらにはPS3などで利用できるプラットフォームで、初代PS用のゲームなどを配信する。初めて公式にプレイステーション以外の環境でPlayStationのコンテンツを利用できることから、大きな注目を集めているサービス。

Android端末では、先日発売されたSony Tabletおよび26日に発売されるXperia Play SO-01Dがサービスに対応している。

Engadgetが報じた平井会長の発言によれば、PSSに関する開発環境はソニー以外のすべてのメーカーに対しても提供されており、現状ではPlayStation Certified(Android端末に対するPSS対応認定)はSony製端末が独占しているが、ソニー以外の端末メーカーに対し、認証は独占しないと伝えていると言う。具体的な日程やメーカー名、端末名などについての公式アナウンスは、現時点ではない。

SCEIは先日、PSS SDK公開についてのプレスリリース内で、PlayStationCertifiedデバイスのさらなる拡大を目指す方針であることを明かしており、今回の平井会長の発言はこれを裏付けるものと考えて良さそうだ。

なお、同リリース内において「(コンテンツの充実によって)来春にはより一層拡充されたPlayStation Storeの展開を予定」と記載されていることから、その前に端末側のサポートも拡充する可能性があり、今回の発言にあった将来は意外と早く訪れるかもしれない。