Metaは2025年1月21日、Instagramにおける10代のユーザーに対する保護機能を強化した「ティーンアカウント」の導入を、日本でも開始すると発表しました。
Instagramのティーンアカウントは、10代のユーザーを対象としたアカウント保護機能で、2024年9月に米国などで導入が始まっています。今回、日本でも13〜17歳の国内ユーザーを対象に提供が開始され、今週から対象ユーザーは順次自動的にティーンアカウントに移行されます。

ティーンアカウントは、初期状態で非公開アカウントとなり、新規のフォローにはユーザーの承認が必要になります。DMもフォローしている人か、すでにつながっている人からしか届かないようになっています。
また、「不適切なコンテンツをコントロール」の設定も自動的に最も厳しい設定となります。「発見」タブやリールに表示される不適切なコンテンツのタイプが制限され、喧嘩の動画や美容整形を勧めるコンテンツなどが非表示に。そのほか、コメント欄やDMから不快な語句を排除する「非表示ワード」の設定も最も厳しい内容が適用され、毎日60分使用でのリマインダー送信、22時から7時までのスリープモード適用といった機能制限も有効になります。
ティーンアカウントの保護設定は変更可能ですが、16歳未満のユーザーは設定緩和の際に保護者の許可を得なければなりません。設定変更の許可を得るには、10代のユーザーのInstagramでペアレンタルコントロールを設定する必要があります。一方で、保護者が16歳以上のユーザーの監視を強めたい場合も、ペアレンタルコントロールの有効化が必要です。Instagramは、保護者が子ども側の設定を直接変更して保護を強化できるようになる機能も近日中に導入するとしています。

さらにティーンアカウントの登場にあわせて、ペアレンタルコントロール機能も強化されます。メッセージ内容は読めないものの、過去7日間に子どもがメッセージを送った相手が確認できるようになります。1日のInstagramの利用時間を決められるほか、特定の時間帯に子どもがInstagramを利用できないようにすることも可能です。