PayPay、他社クレカの利用停止方針を撤回　引き続き他社クレカの利用が可能に

PayPayは2025年12月5日、PayPayにおける他社クレジットカードの利用を停止する方針を撤回し、新たな利用方式を検討すると発表しました。

PayPayにおける他社クレジットカードの利用をめぐっては、当初2023年8月にPayPayカード以外のクレジットカードの利用を停止する予定でしたが、ユーザーの意見を取り入れる形で2025年1月に延期したという経緯があります。今回、2025年1月に予定していた他社クレジットカードの利用停止そのものが廃止され、PayPayにおける他社クレジットカードの新たな利用方式が検討される形となりました。

ただPayPayによれば、2018年10月のサービス開始以来、他社クレジットカードによる決済サービスにおいて、各国際ブランドなどが定めている手数料が決済システム利用料を上回っている状態が継続しているとのこと。つまり、ユーザーがPayPayで他社クレジットカードを使えば使うほど、PayPayの赤字が拡大していくことを意味します。

そこでPayPayは、検討中の新たな利用方式において、改めて他社クレジットカードの登録手続きが必要になったり、各国際ブランドとの協議次第でユーザーに利用料を請求したりする可能性があるとしています。PayPayにおける他社クレジットカードの新たな利用方式は2025年春ごろに詳細が案内され、2025年夏ごろからの提供が予定されています。新たな利用方式の導入までは、現在の利用方式で他社クレジットカードの利用が可能です。