楽天モバイルは2024年10月21日、楽天モバイルの契約数が800万を突破したと発表しました。
楽天モバイルは2020年4月より、4Gサービスの提供を本格的に開始。サービス開始から4年半で800万回線を突破しました。一方で、楽天モバイル事業は営業利益などで継続的な赤字決算となっており、2024年中の単月黒字化を目指しています。
今回達成した800万回線は、2024年度の決算説明会で、楽天モバイル事業における黒字化の目標契約数の目安として定められていた数字(800万〜1000万回線)となっており、契約数では単月黒字化の最低目標を超えたことになります。単月黒字化のためには、契約数のほかにもARPU(1ユーザーあたりの平均売上)目標が2500円〜3000円として掲げられています。2024年3月時点での楽天モバイルのARPUは2024円となっており、目標まで500円程度の開きがある状態です。

楽天モバイルは、MMD研究所による調査結果として、メイン回線で利用しているユーザー数の割合が最も増えたMNOは楽天モバイルだったとしています。一般的にメイン回線での利用はサブ回線での利用よりもデータ通信量が多くなるので、ARPUの増加には好材料だと言えるでしょう。そのほか、ユーザーの興味関心スコアが4カ月連続で1位だったことや、料金プランの魅力度が向上していることが、楽天モバイルの調査結果として発表されています。
楽天モバイルでは、最強家族プラグラムや最強シニアプログラムといったあらゆるユーザー層に向けたお得なサービスを用意しています。700MHz帯域のいわゆる「プラチナバンド」の商用利用も始まっており、サービス内容の充実とともに通信環境の向上も進められています。
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TOKIWA