PayPayは2024年2月28日、「送る・受け取る」機能の「受け取りリンク(URL)」を使って送金した際、取り引きを一時的に保留して警告メッセージを表示する機能を搭載したと発表しました。
「受け取りリンク(URL)」は、送金のためのリンクを作成し、LINEやメールなどでリンクを送信することで相手に送金できる機能です。リンクさえ送れれば送金できるため、SNSなどオンライン上だけの知り合いに対しても利用できます。一方で、素性の知らない相手にも簡単に送金できてしまうため、詐欺目的で使われてしまう懸念もあります。

今回、「送る・受け取る」機能を使った詐欺の存在をユーザーに認識してもらうため、「受け取りリンク(URL)」での送金時に相手の取引状況に応じて警告メッセージが表示されるようになりました。
警告メッセージが表示されている間は、「受け取りリンク(URL)」による取り引きは一時的に保留されます。送金側は、警告メッセージに対して「送る」または「キャンセル」のアクションを選択する必要があり、有効期限までにアクションがおこなわれなかった場合、受け取りリンクは無効となります。受け取り側は、保留状態となっている間は送金側の対応を待たなければなりません。
ただPayPayは、警告メッセージは相手の取引状況に応じて表示されるものであり、警告メッセージが出たから必ず詐欺というわけではないとしています。ユーザーにとっては、送金相手が信頼できる人物なのかを再度考える良い機会となるでしょう。
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EDITED BY
TOKIWA