NTTドコモは2024年1月29日、Android端末を対象にスマホをかざしてd払い決済ができる「d払いタッチ」の提供を開始したと発表しました。
これまでドコモは、ドコモの回線契約をしているユーザーが電話料金合算払いで決済できる非接触型決済機能「d払い（iD）」を提供していました。新たにリリースされたd払いタッチでは、ドコモ回線の有無は利用条件となっていないため、さらに幅広いd払いユーザーがd払いのタッチ決済を利用できるようになります。d払いタッチは、全国の「iD」加盟店約220万店舗以上で使えます。
d払いタッチを利用するには、d払いアプリからGoogle Payに追加する必要があります。d払いタッチの支払い方法は、電話料金合算払いに加えて、dカードやd払い残高からの支払いも利用可能です。また、d払いタッチの支払いでdポイントを貯めたり、d払いタッチの支払いにdポイントを使ったりといったこともできます。
なお、d払いタッチの設定を完了すると、バーチャルカード（Visa）が自動発行されます。バーチャルカードでは、VisaマークのあるWeb上の加盟店での買い物ができます。
d払いタッチの提供開始に伴い、d払い（iD）は4月以降順次、利用中のユーザーの有効期限の更新も終了します。現在d払い（iD）を使っている人がd払いタッチを利用する場合、「iD」アプリからd払いタッチをメインカードに設定するか、Googleウォレットアプリからd払いタッチをデフォルトの支払い方法に変更しなければなりません。
d払いタッチの導入にあわせて、ポイント還元キャンペーンも実施されています。キャンペーン期間は、2024年1月29日から3月31日まで。キャンペーンページでの先着エントリー10万人を対象として、Google Payにd払いタッチを追加して、全国のiD加盟店でd払いタッチ決済をすると、期間中の買い物合計金額の20％をdポイントで還元します。獲得ポイントは、2024年4月末以降に順次付与され、付与日から2カ月間の有効期間が設定されています。