「iOS 17.3」アップデートが配信開始、「盗難デバイスの保護」機能が追加

特定の操作の際にFace ID/Touch IDを要求する

Appleは2024年1月23日、「iOS 17.3」アップデートの配信を開始しました。iOS 17.3では、新機能として「盗難デバイスの保護」が追加されています。

盗難デバイスの保護では、特定の操作を実行する際に、パスコードではなくFace IDまたはTouch IDを要求し、iPhoneとApple IDのセキュリティを強化します。また、セキュリティの遅延機能によって、デバイスのパスコードやApple IDのパスコードを変更するといった機密性の高い操作を実行する前に、Face IDまたはTouch IDによる認証、1時間の待機時間、生体認証の合致を要求します。

盗難デバイスの保護機能により、iPhoneやApple IDのパスコード変更などにFace IDまたはTouch IDが要求されるようになるため、iPhoneが盗難に遭った場合でもデバイスやアカウントのセキュリティリスクを低減させられます。

リリースノートは以下のとおり。

  • 盗難デバイスの保護
    • “盗難デバイスの保護”で、特定の操作を実行するときにパスコードを使用せずにFace IDまたはTouch IDを要求することで、iPhoneとApple IDのセキュリティを強化
    • セキュリティ遅延機能により、デバイスのパスコードやApple IDのパスワードの変更などの機密性の高い操作を実行する前に、Face IDまたはTouch ID、1時間の待機時間、さらに生体認証の合致を要求
  • ロック画面
    • 黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙
  • ミュージック
    • 自分のプレイリストへの参加を友達に依頼して、全員が曲の追加、並べ替え、削除を共同作業で行うことが可能
    • 共同作業のプレイリストで、トラックに絵文字のリアクションを追加可能
  • このアップデートには、以下の改善も含まれます
    • AirPlayのホテルでの対応により、特定のホテルの客室でテレビにコンテンツを直接ストリーミング可能
    • “設定”の“AppleCareと保証”に、自分のApple IDでサインインしているすべてのデバイスの保証範囲を表示
    • 衝突事故検出の最適化(iPhone 14およびiPhone 15のすべての機種)

iOSのアップデート手順については下記記事で解説しています。

EDITED BY
TOKIWA