Googleは2023年10月4日(米国時間)、Google製スマートウォッチ「Pixel Watch 2」を正式発表しました。Wi-Fiモデルと4G LTEモデルの2種類を用意。本体価格は5万1800円(税込)からで、予約受付は本日より開始しています。発売予定日は2023年10月12日です。

Pixel Watch 2
Pixel Watch 2のデザインは、特徴的な円形のディスプレイを含め、前モデルを踏襲しています。本体重量は前モデルよりも10%軽量化して、就寝時の装着も快適になるといいます。内部には最新のクアッドコアCPUを搭載。新しいCPUと低電力コプロセッサによって、ディスプレイを常時表示していてもバッテリーは24時間もちます。前モデルと同様に30分で50%までの高速充電が可能です。

心拍数センサーには前モデルの25倍のLEDを搭載
Pixel Watch 2では、「心拍数センサー」「継続的皮膚電気活動(cEDA)センサー」「皮膚温センサー」を搭載します。心拍数センサーは、前モデルの25倍のLEDセンサーを備え、心拍数読み取りの正確性が向上しています。激しいアクティビティの読み取り精度は、前モデルに比べて最大40%向上したとしています。
継続的皮膚電気活動(cEDA)センサーが身体反応を計測し、心拍数や心拍変動、皮膚温の情報から機械学習アルゴリズムを使ってストレスの兆候を検知できます。アルゴリズムが正および負のストレスの物理的指標を検知すると、通知が送信されます。自身の行動を振り返り、潜在的なストレスの予測が可能になります。

安全面の機能が強化された
安全面では、Pixel Watchで採用された転倒検知や緊急SOSに加えて、緊急事態の共有、安全確認といった予防安全機能に対応します。安全確認機能は、特定のアクティビティの開始時と、終了予定時刻が過ぎても確認がとれない場合に、ユーザーの設定した緊急連絡先に通知が送信されます。Googleマップ上でユーザーの位置情報も共有されるため、緊急事態への必要な対応をおこなうことができます。さらに、画面ロック中でもメディカル情報を表示できるため、緊急対応にあたる医療者にも必要な情報を共有可能です。

Wear OS 4ではGmailアプリとGoogleカレンダーアプリが追加
Pixel Watch 2は、「Wear OS 4」を搭載します。Wear OS 4では、太字のテキストや画面読み上げを高速化する機能など、アクセシビリティとカスタマイズ性が向上しています。GmailとGoogleカレンダーアプリが新たに追加され、Pixel Watch 2から予定の承諾・拒否をしたり、メールの受信トレイを確認したりできます。
Pixel Watch 2の本体価格は、Wi-Fiモデルが5万1800円(税込)、4G LTEモデルが5万9800円(税込)となります。