楽天お買い物マラソン「改悪」は本当？ ポイント獲得上限ダウンと月3回開催の狙いとは

楽天市場で2023年10月4日から開催される「お買い物マラソン」キャンペーンのポイント獲得上限は5000ポイントに設定されています。これまでの上限は7000ポイントであったことから、SNS上などでは「改悪」との声も見受けられます。

お買い物マラソンは本当に改悪されてしまったのでしょうか。

これまでお買い物マラソンは月に1〜2回の頻度で開催されてきましたが、2023年10月は3回開催されることが発表されています。楽天市場の広報によれば、お買い物マラソンを3回開催するのは初めてのことだといいます。

開催頻度が2回で、いずれもポイント獲得上限が7000ポイントだった場合、月間トータルで獲得できるのは最大で1万4000ポイント。しかし、3回開催でポイント獲得上限がすべて5000ポイントであれば、月間トータルで1万5000ポイントの獲得が可能です。1回あたりの開催で獲得できるポイントは減ってしまいますが、月間トータルで見ると獲得できるポイントは増えているのです。

楽天市場の広報は、10月開催分の変更点について「お買い物マラソンはユーザーの皆様に大変楽しんでいただいているイベントで、キャンペーンの改善は以前から取り組んでいました」と説明。「今回は1回の開催期間を短くする代わりに、開催頻度を試験的に増やしています」と、開催回数を増やしたのは実験的な導入であるとしています。2023年8月24日〜27日開催分のお買い物マラソンもポイント獲得上限が5000ポイントでしたが、これも実証実験の一環であるとみられます。

開催回数を3回に増やした理由については、「次のお買い物マラソンまで長くお待たせせず、お得にお買い物できるタイミングを増やしていくことが前提の考え方。開催頻度を高め、次のお買い物マラソンが早くやってくるようにすることで、ユーザーの皆様にお買い物を楽しんでいただく機会を増やすことを目的としています」と話します。

2023年11月以降の開催頻度は未定ですが、10月の成果次第では11月以降のお買い物マラソンの開催頻度を月3回に増やす可能性もあるとのこと。また、年に4回開催している大型キャンペーン「楽天スーパーセール」については変更の予定はないとしています。