Twitter上で「本」を出版? マスク氏が超長文記事の投稿機能「Articles」に言及

「Articles」はマスク氏による買収前から開発が進められていた

Twitterのイーロン・マスク氏は2023年7月18日(米国時間)、Twitter上で長文の記事を投稿できる「Articles」機能について、「Twitter上で本を出版できる」ほどの機能になると言及しました。

「Articles」は、Twitter上で長文の記事を投稿できる機能として開発中であることが2022年2月に明らかになっています。その後、機能の名称を「Notes」に変更して2022年6月から少数のライター向けにテストを開始していました。ただ、テスト開始から1年以上経過した現在でも、Twitterに長文記事の投稿機能は正式に実装されていません。

今回マスク氏は、Twitterの長文記事投稿機能の名称が「Notes」から再び「Articles」に戻っていることを報告するツイートに対してリプライする形で、「Articles」で提供される機能について言及しています。マスク氏によると、「Articles」ではメディアを織り交ぜたかなり長い記事を投稿でき、ユーザーが望むのであればTwitter上で本を出版できるとのこと。具体的な文字数などについては触れられていないものの、本を出版できるという言葉から、相当の文字数の記事作成に対応するとみられます。

マスク氏によるTwitterの買収以来、ツイートの文字数は拡大を続けており、現在は最大2.5万文字まで一度に投稿できるようになっています。マスク氏は、Twitterを従来の短文投稿SNSから、より長く複雑な情報を提供できるプラットフォームに変更しようとしています。「Articles」機能の導入により、Twitter上での情報提供の形がさらに変わるだけでなく、本の購入や長文記事からの広告収入といった新たな収益構造も形成されるでしょう。

なお、Twitterの「Articles」機能の導入時期などの詳しい情報は明らかにされていません。

EDITED BY
TOKIWA