Twitterサークルが廃止へ サービス提供からわずか1年で

最大150人にツイートを限定公開できる機能

Twitterのイーロン・マスク氏は2023年7月8日、ツイートの限定公開機能「サークル」を廃止する考えであると明らかにしました。

Twitterサークルは、2023年5月にテストを開始し、8月から一般ユーザーに向けて開放されています。最大150人のユーザーで「サークル」を構成し、サークルのユーザーのみが閲覧できる限定公開ツイートを投稿できる機能です。

マスク氏は、エンゲージメントの低さからサークルとコミュニティの存在意義を問うユーザーのツイートにリプライする形で、サークルの廃止を表明しています。具体的な廃止時期は明言されていないものの、サークルの廃止によってコミュニティとDMのグループチャットの機能改善を進めるとしています。コミュニティ機能の改善については、TwitterのデザイナーであるAndrea Conway氏によるとコミュニティのツイートをホームタイムラインに含めることなどを検討しているとのことです。

マスク氏の発言通りサークル機能が廃止されれば、サークルは登場からわずか1年程度という短い期間で姿を消します。ツイートの限定公開機能は、サークルのほかにも非公開アカウントやコミュニティも用意されており、投稿のエンゲージメントを高めるという面においては、限定公開の場の多層化はサービスの目的にそぐわない状態とも言えるでしょう。

EDITED BY
TOKIWA