PayPayは2023年6月29日、本人確認(eKYC)を完了したユーザーの数が2000万人を突破したと発表しました。

PayPayの発表によると、2023年6月時点でPayPayの全体のユーザー数は5800万人となっているため、本人確認を済ませているユーザー数は全体の約35%となります。本人確認済のユーザーは半分以下の割合となるものの、本人確認済のユーザーによる決済取扱高は全体の66%、決済回数は全体の62%を占めており、PayPayをよく利用するユーザーほど本人確認を済ませている傾向が読み取れます。

キャンペーン特典だけでなくPayPayステップなどの定常特典も本人確認必須になる予定
また、PayPayは特典の適用に本人確認を必須化する方針も打ち出しています。2023年10月以降は、各種キャンペーンやPayPayクーポンの特典適用に本人確認が必須となる上、PayPayステップのような定常特典も本人確認を済ませていないと今後獲得できなくなることが明らかにされています。現在開催中の「超PayPay祭」においても本人確認をしたユーザーのみが参加できる「PayPay本人確認ジャンボ」が実施されており、今後の大型キャンペーンもこのような形でおこなわれるものとみられます。
本人確認済のユーザー数自体は3割程度である一方で、それらのユーザーのみで決済高や決済回数で半数を上回っているという事実は、PayPayの本人確認済ユーザーへの優遇に説得力を与えるものと言えるでしょう。
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TOKIWA