Googleは2023年3月6日(米国時間)、Web版のGoogleドライブとドキュメント、スプレッドシート、スライドを対象に、新しいUIのロールアウトを開始したと発表しました。新UIは、すべてのGoogle WorkspaceユーザーとG Suiteユーザー、個人のGoogleアカウントを持つユーザーに提供されます。
今回導入されるUIは、Googleの新しいデザインシステム「Google Material Design 3」に準拠するものとなっています。上部のインターフェイスや、各種ボタン、カードなどが角に丸みを帯びたデザインに変化しています。

ドキュメントとシート、スライドでは、画面上部のシンプルなインターフェイスからよく使うアクションにアクセスしやすくなり、コメントやグリッドラインなどのユーザー体験が向上しています。また、機能自体に変更はないものの、いくつかの機能の再配置がおこなわれています。たとえば、最終編集時やバージョン履歴といったファイルのステータス情報は、画面右上の時計アイコンから確認できるようになっています。
Googleドライブでは、新しい検索チップからファイルの検索が可能に
一方、ドライブでは、主要な操作のインライン表示や、一度に複数のアイテムを選択して作業を処理することが可能になります。新しい検索チップも導入され、ファイルタイプや所有者、最終更新日から素早くファイルを探せるようになっています。
Googleドライブやドキュメント、スプレッドシート、スライドの新UIのロールアウトは、リリース設定を「即時リリース方式」にしている場合は2023年3月6日から、「計画的リリース方式」の場合は2023年3月22日から順次開始されます。Googleは、ロールアウト開始から実際に新しいUIが使えるようになるまで、即時リリース方式の場合は最大15日、計画的リリース方式の場合は1〜3日かかるとしています。