Twitterの苦しい説明、適用条項を示さないAPIルール適用でサードパーティ締め出しを正当化

「長年のAPIルールの実施」が原因としている

Twitterは2023年1月17日(米国時間)、一部のTwitterサードパーティアプリに不具合が発生している件について初めてコメントを発表し、意図的なブロックであると明らかにしました。

Twitterの出した短いコメントによると、今回の不具合は「長年のAPIルールを施行」したことが原因であるとしています。ただ、どのAPIルールを指すのかといった詳細は不明です。また、長年のルールであるならば、なぜこのタイミングでのブロックなのかといった疑問も残ります。

Twitterのサードパーティアプリの不具合は、2023年1月13日から発生しています。TweetbotやEchofonなどのアプリで「アカウントの再認証が必要です」などのエラーメッセージが表示され、タイムラインの更新やツイートの投稿などができない状態となっています。Twitterはこの障害に関してコメントなどを発表せず、一時的な障害か、Twitterによる意図的なブロックか、原因が分からないまま混乱が続いていました。

数日間の沈黙の後に発表されたコメントで、Twitterによるブロックであることは判明したものの、サードパーティアプリのブロックの原因となったAPIルールについての言及はされていません。ブロックの原因となった適用ルールが示されない現在の状況は、Twitterによる一方的な排除がおこなわれている状態とも言えます。Twitterにはサードパーティアプリのブロックに関して、さらなる説明の責任が残されています。

EDITED BY
TOKIWA