EvernoteをイタリアIT企業「Bending Spoon」が買収 サービスの提供は継続

2023年初めに取引が完了する見込み

Evernoteは2022年11月16日(米国時間)、イタリアのIT企業「Bending Spoon」による買収が最終合意に達したと発表しました。

Evernoteは2008年6月に提供を開始した多機能のメモアプリ。テキストや画像などの保存や、Googleカレンダーとの同期といったさまざまな機能を備えており、2億5000万人以上のユーザーにサービスを提供しています。一方のBending Spoonは、写真アプリ「Focos」やビデオ編集アプリ「Splice」、写真編集アプリ「Remini」などを手掛けるIT企業で、イタリアに拠点を置いています。

Bending SpoonによるEvernoteの買収は、2023年初めには取引が完了する見込み。買収総額は非公表となっています。

Evernoteは、今回の買収について「次の戦略的ステップ」であるとしており、有料プラン(PERSONAL・PROFESSIONAL・TEAMS)と無料プランにおける、サービス向上の提供をより加速させるものだと説明しています。また、Evernoteの所有者が変わっても、ユーザーデータの保護を含め、Evernoteのサービスは存続するとのことです。

Bending Spoonは、買収の完了後に同社の持つプラットフォーム技術をEvernoteに適用し、さらに有用性を高めてリーチを強化する予定であるとしています。

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EDITED BY
TOKIWA