Google Meet、ドキュメントやスプレッドシートからビデオ会議へ参加可能に

会議でのコンテンツ共有がより簡単に

Googleは2022年4月12日(米国時間)、Google Meetのビデオ会議にGoogleドキュメントやスプレッドシート、Googleスライドから直接参加できるようになったと発表しました。Google WorkspaceとG Suite Basic、G Suite Businessのユーザー向けに提供されます。

Google Meetでは、これまでビデオ会議の参加者にGoogleドキュメントやスプレッドシートなどから文書コンテンツやスライドなどを共有する機能をサポートしていました。ただ、その際にはGoogle Meetアプリでビデオ会議に参加した後に、別途Googleドキュメントなどのアプリを開始する必要があり、コンテンツの共有まで複数の手順を踏まなければなりませんでした。

今回発表された新機能では、共有したいコンテンツを作成したアプリから直接Google Meetのビデオ会議に参加できるようになっています。そのため、コンテンツを共有しながらの会議を開始する手間が大幅に省けます。

アップデートが適用されると、Googleドキュメントやスプレッドシートなどの画面上部にある「会議で画面を共有する」ボタンが、Google Meetのアイコンに変更されます。Google Meetアイコンをクリックすると、Googleカレンダー上に登録されている会議一覧が表示されるので、参加する会議を選択して「Join the call」ボタンで会議に参加可能です。ビデオ会議に参加すると、参加メンバーの映像が画面右側に表示されます。

本機能は、アップデートの適用後に初期状態でオンに設定されます。オフにするには、組織単位での設定変更をおこなう必要があります。

Googleドキュメントやスプレッドシートからのビデオ会議参加機能は、Workspaceのリリース設定を「即時リリース方式」にしている場合は2022年4月12日から、「計画的リリース方式」の場合は2022年5月2日から順次開始されます。Googleは実際に機能を利用できるようになるまで、「即時リリース方式」はロールアウト開始から15日以上、「計画的リリース方式」はロールアウト開始から最大15日かかることもあるとしています。

EDITED BY
TOKIWA