Googleドキュメント、絵文字でのリアクションに対応

絵文字ならテキストによるリアクションよりも気軽にやり取りできる

Googleは2022年4月5日(米国時間)、Googleドキュメントのテキストに絵文字でリアクションできる機能の導入を一部のWorkspaceエディション向けに開始したと発表しました。

Googleドキュメントではもともと、チームで共有しているテキストファイルの任意の箇所にコメントを追加したり、編集内容を提案したりできる機能をサポートしていました。今回のアップデートで、リアクションの3つ目の選択肢として絵文字が追加された形です。

Googleドキュメントのサポートする絵文字は、2021年9月にリリースされたバージョン14.0。最新バージョンで追加された、溶ける顔や異なるスキンカラーの手が握手する絵文字なども利用できます。

絵文字でリアクションをする際は、コメントの追加や編集内容の提案と同じく、リアクションしたいテキストの部分をカーソルでハイライトします。続いて、ドキュメントの右側に表示される「リアクションの追加」のボタンをクリックし、絵文字セットからリアクションに使いたい絵文字を選択すれば完了です。絵文字はカテゴリ別やキーワードで検索できます。

コメントの追加や編集内容の提案によるリアクションは、テキストのやり取りでおこなわれるため格式張ったものとなりがちです。絵文字によるリアクションの導入で、「いいね」や「面白い」といったカジュアルなリアクションを絵文字でチームと共有できます。わざわざテキストでは送らないようなコミュニケーションも、より活発になるでしょう。

絵文字のリアクション機能に対応するエディションの場合、適用後はデフォルトで有効化され、ユーザー側でオフに変更することはできません。また、絵文字の設定はGoogle Chatと共有されるため、どちらか一方で設定を変更すると、もう一方のアプリに適用されます。

Googleドキュメントの絵文字によるリアクション機能のロールアウトは、Workspaceのリリース設定を「即時リリース方式」にしている場合は2022年4月5日から、「計画的リリース方式」の場合は2022年4月20日から順次開始されます。Googleは、ロールアウト開始から実際に機能を利用できるようになるまで、最大15日かかる場合もあるとしています。

なお、絵文字のリアクション機能は、以下のGoogle Workspaceエディションを利用しているユーザーにのみ適用されます。その他のエディションやG Suiteのユーザーは利用できません。

「絵文字のリアクション」に対応するGoogle Workspaceエディション
  • Essentials
  • Business Starter
  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
EDITED BY
TOKIWA