LINEのプライバシーポリシーが改定、同意しないと使えなくなる?

3月22日以降は同意が必須に

LINEは、2022年3月15日付でプライバシーポリシーを改定したと発表しました(同意による不具合発生についての追記あり)。

今回のプライバシーポリシー改定は、2022年4月に日本で施行される改正個人情報保護法に対応するものです。提携事業者からの情報の取得・利用などを追記・明確化し、ユーザーの理解を得ることが目的で、改定後もユーザーの同意や適用法で認められる場合を除き、提携事業者に対して個人情報の提供はおこなわないとしています。

LINEアプリ上ではプライバシーポリシーの改定に関する案内と同意画面が表示される

LINEアプリ上では3月16日から、新しいプライバシーポリシーの案内と同意画面が順次表示されています(手動で同意画面にアクセスする方法はないようです)。同意画面では「同意する」と「後で確認」の2つの選択肢が用意されており、現時点で同意が必須な状況ではありません。

しかし、「後で確認」を選択して同意を保留できるのは2022年3月27日までで、28日以降にLINEを利用する場合は改定したプライバシーポリシーへの同意が必須となります。「後で確認」を選んでもアプリ起動時に都度、同意画面が表示され、同意するまではLINEグループの関連サービスも継続利用できなくなる可能性があると案内されています。

なお、今回のプライバシーポリシー改定の要点は以下の3つです。

  • 提携事業者からのメッセージ送信・広告配信などに利用する情報の取得・利用:ユーザー別に最適なコンテンツや広告を配信するため、提供事業者からLINE公式アカウントのメッセージ送信や広告配信をする際に、ユーザーの識別IDなどをLINEの保有する情報と組み合わせる場合がある
  • 統計情報の作成・提供:広告主などの提携事業者から情報を受領した上、LINEが保有する情報と組み合わせて統計情報を作成・提供する場合がある。ただし、提供する情報は個人を識別できない統計情報のみ
  • 越境移転に関する情報の追加:ユーザー情報を取り扱う業務委託先の所在国や個人情報保護措置等に関する情報を明確化

公式アカウントや連動アプリのプロフィール画面などに所在国・地域が表示されるように

具体例を交えた改定内容の詳細は、「LINE プライバシーポリシー改定のご案内」ページで確認できます。

プライバシーポリシー改定への同意で不具合が発生(2022年3月20日追記)

LINEは2022年3月18日、プライバシーポリシー改定への同意取得の際、誤ってユーザーのプライバシー設定が勝手に変更されてしまう不具合が発生していたことを公表しました。

具体的には、3月16日から順次LINEアプリ上に掲出されている「LINEプライバシーポリシー改定のご案内」の同意ボタンをタップすると、LINEアプリの「プライバシー管理」設定内の一部項目(下記3つ)をオフにしているにもかかわらず、それらがオンになってしまう事象が発生したとのこと。

  • 「ホーム」タブの設定ボタン​→[プライバシー管理]→[情報の提供]と進んだ画面の「コミュニケーション関連情報
  • 「ホーム」タブの設定ボタン​→[プライバシー管理]→[情報の提供]→[LINE通知メッセージ]と進んだ画面の「LINE通知メッセージを受信
  • 「ホーム」タブの設定ボタン​→[プライバシー管理]→[広告の設定]と進んだ画面の「Cookie(ウェブ行動履歴)を利用した追跡型広告の受信

その影響として、対象ユーザーの一部において本来同意をしていないデータを利用した公式アカウントからの通知や広告配信が発生していました。LINEでは3月17日にこの不具合を確認し、3月18日にシステムの改修、および「プライバシー管理」設定の同意前状態への復旧を完了したと案内しています。

LINEは対象ユーザーに対し、3月18日20時にLINEアプリの「LINE」アカウントを通じて本事象のお知らせとお詫びを通知しています。ただし、復旧が完全でない場合もあるとして(「LINE通知メッセージを受信」のみオフになっている)、上記3つの設定を確認するよう呼びかけています。

EDITED BY
TOKIWA