グーグル、ウクライナのAndroid端末に空襲警報システムを導入開始

ウクライナではすでに空襲警報アプリが配信されている

Googleは2021年3月10日(米国時間)、ウクライナ国内のAndroidスマホ向けに空襲警報システムを導入すると発表しました。

Googleは今回の空襲警報システムの導入について、ウクライナ政府の要請と協力によるものと説明。Googleによる空襲警報システムは、ウクライナ国内で提供されている既存の空襲警報システムを補完するもので、警報のトリガーは共通であるとしています。

また、Googleのエンジニアリング担当副社長Dave Burke氏のツイートによると、Googleの空襲警報システムは、地震警報のために構築した低遅延警報メカニズムを活用したものであるとのこと。空襲警報システムのロールアウトは3月10日より開始されており、今後数日中にはウクライナのすべてのAndroidスマホを対象として拡大する予定です。

なおウクライナでは、政府のサポートの下で開発された空襲警報アプリ「Повітряна тривога」がすでに配信されています。

EDITED BY
TOKIWA