Twitterは2022年3月3日(米国時間)、誤解を招きそうなツイートに注釈を追加できる「バードウォッチ」の機能を拡張し、一部ユーザーを対象にタイムラインから利用できるようになったと発表しました。
Adding context to potentially misleading content is more critical than ever. Starting today, we’re making @Birdwatch notes visible on Tweets to some people in the U.S. https://t.co/1jfiDUsApL
— Twitter Safety (@TwitterSafety) March 3, 2022

注釈はユーザーによる評価の対象となる。評価の高い注釈はより上部に表示される
バードウォッチは、誤解を招きそうな内容や、誤った情報を含むツイートに対して、コントリビューターとして登録したユーザーが注釈を追加できる機能です。2021年1月に最初のテストが開始されたものの、コントリビューターの追加した注釈はバードウォッチの専用サイトでしか見ることができませんでした。

バードウォッチの注釈をタイムライン上で確認できるようになった
今回の機能拡張により米国内の一部ユーザーは、Twitterのタイムライン上で注釈を確認できるようになります。コントリビューターによって追加された注釈は、他のユーザーによって評価がおこなわれます。より多数の評価を得た注釈はトップに表示されるため、信頼度の高い情報がユーザーの目に触れやすくなる仕組みです。
Twitterの調査によると、誤解を招く可能性のあるツイートの注釈を読んだあと、元ツイートの内容に同意する人の割合が、注釈のないツイートに比べて20〜40%減少しました。Twitterはバードウォッチの対象拡大の前に機能の有用性やポジティブな影響をさらに向上させる必要があるとしており、より多くのフィードバックを得るために今回の機能拡張を実施した形です。