Googleは2022年1月19日(米国時間)、ビジネスツールとして提供してきた「G Suite」の無償版のサービスを2022年7月1日に終了すると発表しました。
G Suiteは、Googleが提供していたビジネス向けのサービスで、2006年に「Google Apps for Your Domain」として提供が開始されました。2016年に名称が「G Suite」となり、2020年に現在の「Google Workspace」に変更されたという経緯があります。無償版のG Suiteは、2012年12月6日をもって新規ユーザーへの提供は終了していたものの、既存ユーザーに対してはサービスの提供を継続していました。

Google Workspaceには、規模やニーズに合わせてさまざまなエディションが用意されている
今回、既存の無償版G Suiteユーザーへのサービスも完全に終了することが発表された形です。既存の無償版G Suiteユーザーは、「Business Starter」「Business Standard」「Enterprise Standard」など、ニーズに合ったGoogle Workspaceサブスクリプションへのアップグレードが推奨されています。一方で、無償版G SuiteからGoogle Workspaceサブスクリプションにアップグレードしない場合は、データエクスポートツールを用いて、組織のデータをエクスポートすることができます。
なお、学校や非営利団体は、「Education」または「Nonprofits」エディション(いずれも無償)にアップグレードできる場合があります。すでにいずれかのエディションを無料で利用している場合は、引き続き利用でき、サービスへの変更は特にありません。