Twitterは2022年1月6日(米国時間)、引用したいツイートを動画や写真に埋め込んで引用ツイートできるリアクション付き引用ツイート機能のテストを開始したと発表しました。テストは一部のiOS版アプリユーザーを対象としています。
Tweet reaction videos can now start on Twitter!
Testing on iOS: when you tap the Retweet icon, choose “Quote Tweet with reaction” to create and customize your very own Tweet Take –– a reaction video (or photo) with the Tweet embedded. pic.twitter.com/1E30F8rKYh
— Twitter Support (@TwitterSupport) January 6, 2022
テストの対象者がツイートのリツイートボタンをタップすると、通常のリツイートや引用ツイートに加えて「Quote Tweet with reaction(リアクション付きで引用ツイート)」の選択肢が出現します。「Quote Tweet with reaction」をタップすると、引用したい対象のツイートを動画や写真に埋め込んだ状態で引用ツイートできます。動画・写真は引用ツイート時に撮影するか、手持ちのものから選択します。
リアクション付き引用ツイートのやり方
埋め込むツイートの大きさや場所は任意に設定できるので、当該ツイートを指差して写真を撮ったり、驚いたリアクションの動画を撮影したりといった自由な表現が可能になります。テキストの代わりに動画や写真によってメッセージを発信できるわけで、引用ツイートの幅が大きく広がることになります。

リアクション付き引用ツイートのタイムライン表示
もっともリアクション付き引用ツイートでは、通常の引用ツイートと同様にコメントを追加することもできます。つまり、リアクション付き引用ツイートの実態は、引用したいツイートを画像化して自前の動画・写真と合成したファイルを引用ツイートに添付できる機能だというわけです。
一方、リアクション動画・写真のハラスメントへの悪用という懸念もあります。The VergeのTwitterへの取材によると、リアクション付き引用ツイートは通常の引用ツイートの挙動と同様であるため、引用ツイートできるユーザーを制限する設定はできないとのこと。ハラスメントへの懸念に対しては、不正な利用があった場合、Twitterルールに則って処分をおこなうと回答するに留まっています。