「iOS 14.4」配信開始、Apple Watchの心電図アプリが国内で利用可能に

「iOS 14.4」配信開始、Apple Watchの心電図アプリが国内で利用可能に

Appleは2021年1月26日、「iOS 14.4」アップデートの配信を開始しました。iOS 14.4では、QRコード認識やBluetoothヘッドフォンの識別などの機能改善や複数のバグ修正が含まれています。

またiOS 14.4と同時に配信された「watchOS 7.3」では、Apple Watchの心電図アプリが日本国内での利用に対応しました。

watchOS 7.4

心電図アプリはApple WatchのDigital Crown(本体側部のコントローラー)を利用して心拍を計測します。心拍の計測は、Digital Crownに指を約30秒当てるだけです。

watchOS 7.4

Apple Watchの心電図アプリでチェックできるのは、心房細動の可能性がある不規則な心拍パターンのみで、その他の心臓疾患の検知はできません。心電図アプリでの計測の結果はApple Watchへの通知で確認でき、不規則な心拍の検出を医療機関への受診の目安とすることができます。

なお、心電図アプリに対応しているモデルは、Apple Watch Series 4以降となります。

iOS 14.4のリリースノートは以下の通り。

  • より小さなQRコードを認識可能
  • “設定”でBluetoothデバイスの種類を分類するオプションにより、音声通知の送信先のヘッドフォンを正しく識別
  • iPhone12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、およびiPhone 12 ProMaxのカメラが新しい正規のApple製カメラとして確認できない場合に通知
  • このリリースには、以下の問題の修正も含まれます
    • iPhone 12 Proで撮影したHDR写真に画像のアーティファクトが現れることがある問題
    • “フィットネス”ウィジェットに最新のアクティビティデータが表示されないことがある問題
    • タイプ入力の反応が遅くなる場合や、単語の候補がキーボードに表示されない場合がある問題
    • “メッセージ”で正しい言語のキーボードが呼び出されないことがある問題
    • “アクセシビリティ”でスイッチコントロールを有効にすると、ロック画面から電話に応答できなくなる場合がある問題

iOSのアップデート手順については下記記事で解説しています。

EDITED BY
TOKIWA