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グーグル、モバイル検索に連続スクロール機能を導入

シームレスに検索結果が表示できる

Googleは2021年10月14日(米国時間)、スマホやタブレットでGoogle検索をした際に、検索結果の画面を連続的にスクロールできる機能の導入を発表しました。

Googleの検索結果画面は従来、10件の検索結果がまず表示されるようになっており、それ以降の検索結果を見るためには画面下部の[もっと見る]をタップして読み込む必要がありました。

今回発表された新機能では、検索結果画面を下にスクロールしていくと、4ページ目までは自動的に検索結果が読み込まれ、ユーザーがタップ操作をしなくても連続的に検索結果を表示できるようになります(4ページ目以降の表示は[もっと見る]のタップが必要)。実際、検索結果の2ページ目以降のページに移動するユーザーのほとんどは4ページ目まで読み込む傾向があるとGoogleは明かしています。

多くのGoogle検索ユーザーは、[もっと見る]で次の検索結果を表示する前にサジェストの候補を選択したり、検索キーワードを変えたりするため、11番目以降に表示される検索結果はユーザーの目に触れにくいという実情がありました。連続スクロールでは、11個目以降の検索結果を表示する際にユーザーが操作をする必要はなく、読み込みもシームレスにおこなわれるため、1回の検索でユーザーが目にすることとなる結果はより多くなるものと推察されます。

またGoogleによれば、連続スクロールの導入はウェブサイト運営者向けサービス「Google search console(サーチコンソール)」での掲載順位のレポートには影響しないとのことです。

なお、Googleモバイル検索の連続スクロール表示は、米国内で主に英語での検索結果から徐々に展開されていきます。日本を含め、世界的な対応予定については発表されていません。

EDITED BY
TOKIWA