KDDIは、第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスとなる「au 5G」を2020年3月26日に提供開始すると発表しました。
開始時点で全国15都道府県の一部エリアで5Gに対応し、夏以降に全都道府県主要都市に展開される予定です(基地局展開は2021年3月に約1万局規模、2022年3月に2万局超えの見込み)。
料金プランは4種類、使い放題だがテザリングなどに上限
5G対応の料金プランは、使い放題型の「データMAX 5G」、コンテンツとセットの「データMAX 5G Netflixパック」「データMAX 5G ALL STARパック」のほか、3段階定額の「ピタットプラン 5G」の4つをラインアップしています。
標準プランの「データMAX 5G」の料金は月額8650円で、毎月1000円を割り引く「5Gスタートキャンペーン」により、25カ月間は4G向けの同等プランと同額で使えます。基本的にデータ通信は使い放題ですが、テザリングやデータシェア、国際ローミングには月30GBまでの上限が設けられています。
「データMAX 5G Netflixパック」は、文字通りデータMAX 5GとNetflix(ベーシック)をセットにしたプラン。月額9650円で、テザリングなどの制限は60GBまでと緩くなっています。「データMAX 5G ALL STARパック」もデータ MAX 5GにNetflix、Apple Music、YouTube Premium、新たな動画配信サービス「TELASA」を組み合わせたもの。月額1万1150円で、テザリングなどの上限は80GBとなっています。
「ピタットプラン 5G」は、通信量に応じた3段階(1GB/4GB/7GB)の月額料金が自動的に適用される定額プラン。1GBまでが月額4150円、4GBまでが月額5650円、7GBまでが月額7150円です。
OPPOやZTE、Xiamiの5G対応スマホも発売
5Gに対応した端末は、スマートフォン7機種が順次発売されます。
まずは「Galaxy S20 5G」「AQUOS R5G」が3月26日、27日と続いてお目見え。5月以降に「Xperia 1 II」「Galaxy S20+ 5G」が続きます。
中国メーカーの5Gスマホも相次いで投入され、OPPOの「OPPO Find X2 Pro」、ZTEの「ZTE a1」がau限定で発売。国内キャリアでは初となるXiaomi製スマホ「Mi 10 Lite 5G」も2020年7月以降に販売される予定です。
なお、3月24日よりMi 10 Lite 5Gを除く5G対応スマホ6機種の予約が開始されています。