「つながる社会、共創する未来」をテーマに、CPS/IoTの革新技術が一同に会する総合展示会「CEATEC 2019」が2019年10月15日から4日間、幕張メッセで開催されています。
シーエーシー(CAC)のブースでは、手や肌への接触なしで心拍を測れる技術「リズミル」が紹介されていました。
リズミルでは、スマートフォンやPCのカメラに顔や手などの「皮膚表面」を写すだけ。数秒後には現在の心拍が画面上に表示されるため、非常に手軽です。
血液中のヘモグロビンが持つ「緑色光を吸収する性質」に着目し、血管の収縮・拡張に伴う反射の度合いを画像解析することで、脈波信号を抽出し心拍数の推定を可能にしています。
CACはシーシー・ネットワークと「みまも。with」を共同開発した。幼児の午睡事故を防ぐベビーセンサーが搭載されている
心拍からは、体力の指標や消費カロリー計算の基となる運動強度を把握できるほか、興奮・緊張などによる心拍の高まり、リラックスによる心拍の落ち着きを知ることができます。発熱時や体調が悪いときは、平常時に比べて心拍数が高くなるため、現在の体調推定の手がかりにもなってくれます。
専用アプリとカメラ(PCやスマホ可)があれば、同時に6人までの心拍を測定できるという特徴もあり、病院で患者の状態をモニタリングする際などにも活用されています。
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CK