「つながる社会、共創する未来」をテーマに、CPS/IoTの革新技術が一同に会する総合展示会「CEATEC 2019」が2019年10月15日から4日間、幕張メッセで開催されています。
体験型の出展が多い中、目を引いたのがANAホールディングスのコミュニケーションアバター「new me(ニューミー)」です。
150cmほどの縦に長いアバターには専用のディスプレイがついており、首振り機能が搭載されています。今回は、大分県にある水族館「うみたまご」に設置された「new me」を会場(幕張メッセ)から実際に操作する体験型ブースに参加しました。
リビングルームが再現されたブースは、壁に掛かったテレビにパソコンの画面が表示されている状態です。水族館に設置済みの「new me」をこちら側のPCで操作すると、テレビ画面の水族館の画像が動き出し、遠方の水族館の様子がリアルタイムで楽しめます。うみたまご側の「new me」にはこちら側が映し出され、音声会話も可能です。
ネットワークの伝送技術によってほとんど時差なく映像を映し出すことができる「new me」。操作ミスによる衝突や段差も、「new me」に搭載されたカメラで検知して未然に防ぐことができるため、安全面もカバーできるでしょう。
ANAによると、「new me」の実装は来春頃を目標にしており、「うみたまご」や「美ら海水族館」などのレジャー施設で導入を開始する予定とのことです。家にいながら海外の憧れの場所を訪れた感覚になれたり、百貨店のスタッフと会話をしながらショッピングができたりと、「new me」の活躍に期待が高まります。
EDITED BY
BOTAN