「つながる社会、共創する未来」をテーマに、CPS/IoTの革新技術が一同に会する総合展示会「CEATEC 2019」が2019年10月15日から4日間、幕張メッセで開催されています。本記事では「超スマート社会」の実現に向けた、各業界のユニークな取り組みを紹介します。
村田製作所のブースではAIを活用して、これまで目に見えなかった「人の感情やストレス」などの情報を可視化・判別するサービスが紹介され、参加者からの注目を集めていました。
腕時計は超軽量
上の画像は、イスラエルのスタートアップ企業であるThe Elegant Monkeys Ltd. が開発したAIソリューション「KENKO Technology」を搭載した腕時計型のウェアラブル機器。装着するだけで、ストレスなどを含む感情的な負荷をモニタリングできるのが特徴です。嘘発見器などにも応用されているGSR(電気性皮膚反射)や、HRV(心拍変動)などを複数のセンサーを用いて測定することができます。
例えば、会社で導入すれば、社員のストレスレベルを把握したり、ストレスとなる原因を特定したりすることが可能になります。そして、収集したデータをもとに業務プロセスや人員配置の見直し等の改善を実施することで、ストレス軽減や生産性の向上などの効果が期待できます。
同社はすでに2019年9月より工場での実証実験を開始しており、早ければ来年を目処に日本市場での事業化を目指しているそうです。
EDITED BY
CK