VolvoとNeonodeは、ボルボ車に搭載されるAndroidベースのインフォテインメントシステム「Sensus Connected Touch」を共同開発したと発表した。
安全に利用できる多機能な車載システム
インフォテインメントシステムとは、車に「インフォメーション」と「エンターテインメント」の機能を提供するもの。ナビゲーションや位置情報サービスをはじめ、インターネット接続、音楽や映像などのマルチメディア再生、音声認識、メールなどを総合的にサポートする。
Volvoとタッグを組むNeonode社は光学式タッチ技術の開発企業で、今回「Multisensing」と呼ばれる技術をSensus Connected Touchへ実装した。電気的な干渉や太陽光などの影響を受けない100%透明な無光沢のインタフェースなど、Volvoの厳格な安全基準を満たしつつ、快適なエクスペリエンスを提供するとしている。
内容については、まず以下の動画を見てもらうのがわかりやすいだろう。
Androidを搭載した7インチディスプレイ
Sensus Connected TouchはAndroidを搭載し、7インチのディスプレイを採用した。
Java、HTML 5に対応した快適なブラウジング、IGOによる3Dナビゲーション、リアルタイムの天気予報、Googleマップ検索、無料駐車場のロケーター、最寄りのボルボ・サービスショップの案内、Spotifyを利用した音楽ストリーミング、TuneIn Radioによるラジオ視聴などが行える。
そのほか、ドライバーのスマホアプリをディスプレイにミラーリングしたり、ルート上の興味深いスポットにWikipediaの情報を読み出す「ロードトリップ」機能などもある。もちろん、音声認識にも対応する。
現在公開されている同システムは日本向けではないようだが、カスタマイズも可能だろう。また、今後はこうした車載インフォテインメントシステムが、自動車メーカー各社からリリースされるようになるのかもしれない。