セキュリティベンダーのエフセキュアは公式ブログで、Google Playではユーザーに望まれない不要アプリを回避することが難しいと、複数の問題点を指摘している。
ロケーションや翻訳の問題
まずロケーションによって、すべてのユーザーレビューが提示されない点を挙げている。
ある天気ウィジェットのアプリ(望まれないアプリ)の例においては、英語ではユーザーレビューが8件付いており、いずれも高評価だった。しかし、デンマーク語のUIに切り替えると、別のレビューが1件見つかった。
そのレビュアー曰く、このアプリはスパム広告をプッシュ通知し、そのうちの一つは10歳の娘にiPadが当たると提示した。娘が父親の電話番号を伝えてしまい、150デンマーク・クローネ(約2,400円)を支払うハメになったという。
このレビューが読めたデンマーク人は幸いだった。というのも「vejr(天気)」と検索すると、このアプリが無料の中で2番目に表示されていたからだ。
デンマーク語ではSEO(検索エンジン最適化)が実施されておらず、評判のよいアプリでも関連度の検索結果の中では低くなってしまっていたという。
なお、英語ロケーションにおけるレビューは、おそらく開発者のホームグラウンドからきた肯定的なレビューが多かったものと推測された。
一方、ロシア語のレビューでは「вирус(ウイルス)」という単語が繰り返されていた。
実際にはウイルスではないが、リダイレクトをしている複数のサイトへのスパム広告を表示する通知を行うもので、望まれないアプリといえる。
Google Playではロケーションによって、こうも体験が違ってしまうのだ。
Googleはソートを行わない
Google Playには、こうしたことを回避するためのツールやソート・オプション群(例えば、最もインストールされている、最もレビューが付いている等)もほとんど提供されていない。
この点について同ブログでは、世界最大の広告企業Googleがユーザーをプロファイルすることのできる検索を減少させるソートを行うことはないだろうと分析する。
それでも、Google翻訳等の技術をもち、ブラウザのChromeではすぐに翻訳を申し出るGoogleが、Google Playにおけるレビューをすべて翻訳したり、あるいは表示するかの提示を行う手間すらかけないことは問題だと指摘している。
特にセキュリティの側面から、Google Playの今後の改善を期待したい。