Google共同創業者のセルゲイ・ブリン氏が27日、TEDで講演し、Google Glassのプロモーションを行った。
同氏は、この中で「僕らがGoogleを15年前に始めた時、僕が抱いていたビジョンは、必要な情報が向こうから勝手にやって来るというものだった。いちいち文字で検索する必要なんてないんだ」と語った。
そして、私たちが他人と接する時でさえスマートフォンを見下ろしながら、様々な情報を得ている現状について、「それって、僕らが望む他人との接し方なのだろうか?スマートフォンの特徴のないガラスの表面をこするのは、ちょっとゲンナリさせられる」と述べた。「携帯電話は神経質な習慣だ。サッと取り出すと、あたかも何かしなければならない重要なことがあるかのように思える。Google Glassは、そんなものを取っ払ってくれる」
Googleは先日、Google Glassの公式サイトオープンとともに米国在住者向けにアイデア募集コンテストを開催した。Googleが選んだアイデア提供者にはエクスプローラー版を1500ドルで提供する。
もしかすると、iPhoneを始めとするスマートフォン全盛の時代は、そう遠くない未来に終止符を打たれてしまうのかもしれない、Glassのようなウエアラブル端末によって。
※記事のタイトルと本文中のブリン氏の発言・表現に一部誤りがあったため、お詫びして訂正いたします(02/28 21:10)。