ドコモは、LTEの後継規格となる超高速通信サービス「LTE-Advanced」を前倒しして2015年に導入するとみられる。朝日新聞が報じている。
光ファイバー並みの超高速通信「LTE-Advanced」
昨春時点では導入時期を2016年以降と見込んでいたが、各社のスピード競争が激化する前の導入を決めたようだ。技術開発で先行するドコモが、新技術で巻き返しをはかる。
「LTE-Advanced」は、異なる二つの周波数帯を組み合わせることにより、多くのデータを流しやすく高速化が可能。現在各社が提供するLTEの約5倍以上、光ファイバー並みの通信速度となる。現行の「docomo LTE Xi」の速度(理論値)はほとんどの地域で下り37.5Mbpsだが、「LTE-Advanced」では187.5Mbps以上に引き上げられる。
なお同社では、2014年1月にも「docomo LTE Xi」の4倍速いサービスを東京、大阪、名古屋の主要都市で開始する計画だが、「LTE-Advanced」の導入により、さらなる高速化に踏み切る模様だ。
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