Qualcommが「Snapdragon 800」を発表、2.3GHzクアッドコアCPU搭載で「S4 Pro」より約75%高性能 #CES2013

Qualcommは現地時間7日、米ラスベガスで開催中のCES2013において、Snapdragonプロセッサの新製品「Snapdragon 800」「Snapdragon 600」を発表した。全体的なパフォーマンスは、前作「Snapdragon S4 Pro」より最大40-75%高くなるという。

フラッグシップモデルの「Snapdragon 800」

snapdragon 800

今回発表されたのは「Snapdragon 800」「Snapdragon 600」で、いずれもハイエンドのスマートフォンやタブレットなど向けの製品(Snapdragon 800は、スマートテレビ、セットトップボックスなどにも使われる予定)として、優れた処理性能と低い消費電力が特徴となっている。

Snapdragon 600では、CPUはクアッドコアのKrait 300を搭載し、最大クロックは1.9GHzとなる。GPUには、Snapdragon S4 proと同じAdreno 320を採用している。メモリはLPDDR3 RAM(Low Power Double Data Rate 3)にも対応する。全体的な性能では、Snapdragon S4 Proより最大40%高くなるとしている。

Snapdragon 800は、2013年向けSnapdragonシリーズのフラッグシップモデルとなる。CPUはクアッドコアのKrait 400を搭載し、最大クロックは2.3GHzとなる。GPUにAdreno 330(Adreno 320の2倍のパフォーマンス)を採用。メモリは、32bitデュアルチャネル、800MHzで動作するLPDDR3 RAMに対応する。

そのほか、4G LTE Category 4(最大150Mbps)と802.11ac(最大1Gbps)、4K(Ultra HD)表示(4096x2304)、DTS-HD、Dolby Digital Plus、Dolby Surround 7.1、5,500万画素での写真撮影などにも対応している。全体的なパフォーマンスは、Snapdragon S4 Proより最大75%高いとされる。

Snapdragon 800が製品として登場するのは、2013年半ばとなる見込みだという。