ドコモが「Xi」のブランディング方針を修正、LTEのアピールを強化

2012年10月11日、NTTドコモ2012冬モデル発表会が開催され、新作スマートフォン10機種の紹介や新サービスの発表などが大々的に行われた。

ドコモ加藤社長のプレゼンテーションや新機種・新サービスの展示会場で、国内他社に先行していたドコモの高速通信LTEサービスである「Xi」が紹介されたが、その中で「Xi」のロゴ表記が変更されたことが判明した。既に、ドコモ公式サイトにおいても変更が適用されている。

従来の「Xi」ロゴに「docomo LTE」が付け加えられたロゴに一新した理由は明らかだ。auやSoftBankがLTEのサービス名に、「4G LTE」「SoftBank 4G LTE」の名称を採用したためだ。

iPhone5がLTEに対応したことなどにより、LTEに対するユーザの関心が高まる中で、「Xi」というサービス名だけでは他社LTEサービスとの比較において不利な印象を与えかねないとの判断が働いたものと思われる。

2010年以来、ドコモは、あえて「LTE」という通信規格名を外して「Xi」ブランドのイメージ構築を行なってきたが、2年を経ずにブランディング方針を転換する格好となった。

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