電気通信事業者協会(TCA)は10月5日、2012年9月末時点での事業者別契約数を発表した。携帯電話の事業者別契約数の純増数では、ソフトバンクが32万200件で1位、auが22万4900件で2位、ドコモが15万8600件で3位だった。
システム別でみると、ドコモのLTE(Xi)契約者は78万6700件で、累計で619万8100件に達した。7月と8月では、LTEの純増数は100万件をそれぞれ超えていたので、ペースがやや落ちたといえる。夏モデルに対する需要が低下したことが要因だろう。
一方で、auとSoftBankの契約数は8月に比べて大幅に伸びた。先月比でauは6万3000件増加、SoftBankは10万3000件増加した。iPhone5の発売が影響したと考えられる。
先日、SoftBankはイー・アクセスを買収すると発表した。事業者別契約数の累計で、auは3611万400件。SoftBankは3046万1200件で、その差は564万9200件。イー・アクセスの契約数は明らかにされていないが、数値次第でSoftBankはauを追い抜く可能性が出てくる。
SoftBankは、業界2位に浮上するのだろうか。今後の動きに注目したい。