Googleは9月25日、Google Playで電子書籍の取り扱いを開始した。購入した電子書籍は、アプリ「Google Play ブックス」で読むことができる。「Google Play ブックス」は24日にアップデートを行い、新機能を多数追加した。
主婦の友社や翔泳社、富士見書房等が書籍をリリース
Google Playで有料版の電子書籍を提供している出版社は、主婦の友社、PHP研究所、翔泳社、角川学芸出版、富士見書房、アスキー・メディアワークス、ハーレクイン社、Jtbパブリッシング等(9月25日時点)。
無料版では青空文庫が提供されており、夏目漱石の「こころ」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」等を読むことができる。
書籍のカテゴリは、「コミック」「コンピュータ・IT・技術・工学」「ビジネス・経営・経済」「文芸」の4種類。
書籍を読むには「Google Play ブックス」が必要
電子書籍を読むには、AndroidおよびiPad・iPhone向けのアプリ「Google Play ブックス」をインストールする。
その後、アカウントと自動的に同期され、どこでもオンラインやオフラインで書籍を読むことができる。
パソコンのウェブブラウザを使用して、Google Playで購入した書籍を読むことも可能だ。
「Nexus7」のデフォルト設定でのホーム画面では、「マイライブラリ」という箇所にダウンロードした書籍が並ぶ。間近に読んだ書籍は、途中まで読んだページが表示される。
それぞれの書籍をタップすると、各書籍の画面に移る。その際、パソコン等の別の端末で読んでいた場合は、その端末で読んでいた位置が表示されるので移動することも可能だ。ページ移動の有無は選択できる。
「Google Play ブックス」の新機能
9月24日に「Google Play ブックス」の最新版がリリースされ、新機能が加わった。
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最新版で追加された機能
- ハイライト表示
- メモの追加
- 辞書
- 「場所」情報カード
- 翻訳
- 「セピア」モード
- スライド操作によるページめくり
そのほか、特定の端末でアプリを開く際にクラッシュする問題を解決。縦書き(右から左)レイアウトと日本語フォントの書籍に対応した。
「Google Play ブックス」は書籍の読み込みに時間を要する等、改善が必要な箇所が多々ある。今後のアップデートにより、完成度が高まるだろう。
9月25日時点で、多くの書籍の価格は紙の書籍と同程度。取り扱う書籍の増加やセール等に期待したい。