スマートフォンのゲームで遊んでいて「コントローラーでプレイできたらなあ…」と思ったことはないだろうか。そんな悩みを解消してくれそうなのが、現在開催中の東京ゲームショウ2012でも注目を集めていたスマホ周辺機器「SMACON(スマコン)」だ。
手にフィットして反応も良好、ストレスのない操作感
スマートフォンにおけるゲームプレイでは、画面をタッチして操作を行うため、どうしても画面が指で隠れてしまうことが多く、また押しづらい・動かしづらいといった欠点がある。特に展開の速いアクションゲームなどでは、それが致命傷になってしまうことも少なくなかった。
しかし、十字キー+4つのボタン+L/Rボタン+アナログスティックを備えた、このAndroidデバイス専用ゲームコントローラー「スマコン」を使えば、これまで私たちが慣れ親しんできたプレイスタイルで、本気でスマホゲームを楽しむことができる。
スマホとスマコンはBluetoothによる無線接続で連動するが、通常はスマホ本体を専用クリップで固定する。クリップはしっかりしており、画面を見やすい角度に固定したままスマホとドッキングさせ、ガタガタすることはなかった。
サイズも手にフィットするちょうどよい感触で、快適に遊ぶことができた。ボタンも押しやすく、反応も上々。タッチ操作で苦労させられたあのゲームも、これなら攻略できるかもしれない。
Bluetooth接続だからリモートプレイも可能
またBluetooth接続なので、クリップとスマホを切り離して遠隔操作することも可能。さらに、HDMI出力に対応した端末を利用してテレビとスマホを接続すれば、大画面のテレビなどでスマコンを使いながら迫力のゲーム体験もできる。まさに、コンソール機で遊んでいるような感覚だろう。
設定も簡単で、端末とスマコンとの認識には「SMACON IME」というアプリを利用するという。ブースで説明してくれた開発元のシンテックの新川忍CEOも、「最初に設定を行ってしまえば、以後スマコンの電源をオン、スマホの入力方法をSMACON IMEにするだけで自動的に認識してすぐ使えるようになる、お手軽な仕様です」と胸を張る。
GAMELOFTとのスペシャルコラボ&限定セール
対応タイトルはどのくらいなのだろうか。シンテックは、スマホゲームメーカーの雄「GAMELOFT」とタッグを組んでおり、同社の人気12タイトルをSMACON対応の公式ゲームとしている。また、スマコンを購入したユーザーは、GAMELOFT社のゲーム1タイトルを無料ダウンロードできるキャンペーンも実施中だ。
そのほか、動作確認済みの「推奨アプリ」は計150タイトル以上にも及ぶ。これらラインナップは今後も増えていく予定だが、スマコン公式サイトの「遊べるゲーム一覧」からも現在対応しているタイトルがチェックできる。
また対応端末に関しては、おおむね最近の機種には対応しているようだ。ただし前出の新川氏によると、「シングルコア以下の機種では、動作が止まるなど処理しきれないことがある」という。今回ブースでは、デュアルコアのXperia SXで試遊したが、動きや操作性は滑らかで問題なかった。
タブレットにも対応しており、デバイスサイズに左右されないところも素晴らしい。なお対応端末は、公式サイトの一覧から確認できる。
最後に気になるお値段だが、定価1万2800円(税込)となっている。市価ではおよそ1万円弱程度で推移しているようだ。
また現在、東京ゲームショウ初出展記念として、限定500台に限りWEBストア「SMACON SHOP」にて40%オフの7680円で販売中だ。セール期間は10月8日までなので、気になる方はお早めにどうぞ。