パナソニックは12日、スマート家電シリーズとして発表されていたルームエアコン「Xシリーズ」から、スマートフォンから遠隔操作で電源をONにする機能を削除した。
先日発表されたスマート家電シリーズは、Android搭載スマートフォンと連携し、外出先などから遠隔で機器を操作したりできるのが特徴。
スマホを使うことで、これまでリモコンでは実現できなかった「外出先からの操作」が可能になるというのが魅力だった。
しかし、なぜパナソニックは、家に帰る前にエアコンをつけておけるという便利な機能を削除したのか。
電気用品安全法の技術基準では、遠隔操作で電源を入れることの危険性に関する基準を設けている。エアコンについては明確な規定が無かったものの、パナソニックと監督官庁である経産省が協議した結果、基準適合と判断できないとして安全策として機能を削除するに至ったという。