Wikipad社は6日、同社が開発したAndroidタブレット「Wikipad」を発表した。専用のゲームパッドコントローラーを装着して利用することができるゲーム特化型のタブレット端末になっている。
Wikipadは、ゲームを快適にプレイできるハイスペック仕様の10.1インチタブレット。最大の特徴は、「タブレットを専用のゲームコントローラーに装着し、プレイできる」という点。「ゲームコントローラーをタブレットに装着」ではない点にご注意いただきたい。
PS Mobile、Google Play、Tegra Zoneに対応
Wikipadはソニー・コンピュータエンタテイメント(SCE)のPlayStation Certifiedライセンスを取得しており、PlayStation Mobile(PSM)に対応している。このため、初代PlayStationの一部ゲームをはじめとしたPSM用ゲーム等のコンテンツを楽しむことができる。
また、WikipadはGoogle Playはもちろん、NVIDIAが運営するハイスペック機向けのゲームマーケットTegra Zoneにも対応するほか、7月2日にSCEが3億8000万ドルで買収したGaikaiの支援を受けており、同社が提供するクラウドゲーミングサービスにも対応する見込み。
現在のAndroid端末で利用できる質の高いゲームコンテンツをほぼすべて楽しむことが可能になっているのがWikipadの凄いところだ。
Wikipadは今年1月に開催されたCESにて発表されていたが、今回はいよいよ発売日を含めた正式発表となった。
正式発売日は10月31日で、価格は499ドルになる模様。なお、米ゲーム専門小売店GameStopでは9月7日より先行プログラムとして発売されている。
Wikipadスペック
- OS:Android 4.1(Jelly Bean)
- プロセッサ:NVIDIA Tegra 3 T30 クアッドコア1.4GHz
- メモリ:DDR2 1GB RAM、16GB or 32GB ROM
- ディスプレイ:10.1インチ、解像度1280×800
- カメラ:(メイン)800万画素、(サブ)200万画素
- ネットワーク:Wi-Fi IEEE802.11 b/g/n
- バッテリー:23.46 Wh(ゲーム連続プレイ約6時間)
- ステレオ:内臓
- 重さ:560g
- ゲームパッド:アナログスティック(L,R)、十字キー、アクションキー(正面6ボタン、奥側面4ボタン)