「Xperia S」がGoogleのAOSPサポート端末に追加される、非Nexus端末にサポート解放へ

先週、GoogleでAOSP(Android Open Source Project)のテクニカルリーダーを務めるJean-Baptiste Queruが、同プロジェクトのサポート端末に「Xperia S」を加えることを発表した。

AOSPがサポートする端末として、今回「Xperia S」が加わることになったが、これはあくまで「実験的に」行ったことだとJBQは明かしている。
しかし、AOSPが行う様々な検証にGoogleが開発に関わっているNexusシリーズ以外の端末が使われることになるため、今回の「実験」は大きな意味を持っている。
この実験がうまくいき、サポート端末が非Nexusシリーズにも広がるような動きが出るようならば、より多くのメーカーがより早く最新バージョンのAndroidへのアップグレードを提供できるようになるかもしれない。

数多あるAndroid端末から、Xpeira Sが実験の対象になった理由として、JBQは「新しいGSM端末であること、ブートローダーアンロックを提供していること、AOSPに協力的なこと」の3点を挙げており、特に後の2点が重要であるとしている。
Sonyはこの「Xperia S」開発前後から積極的にブートローダーのアンロックに関する情報提供を開始しており、このような協力の姿勢がGoogleに認められたとも言えるだろう。

なお、日本ではXperia Sをベースにした「Xperia NX SO-02D」が発売されている。