ドコモは25日、spモードサービスの設定変更サイトのアクセスを管理するサーバの設定に誤りがあり、第三者のメールアドレスやspモードのパスワードなどが変更可能な状態にあったことを明らかにした。
今回のトラブルについてドコモは、「spモードをご利用されている一部のお客様の『spモード設定情報』が、ソフトウェア更改に伴うデータ設定誤りを起因として変更される場合がありました」と説明している。非常にわかりにくい表現となっているが、この内容についてケータイwatchが詳しく伝えている。
それによれば、サーバ側のソフトウェア更新時にデータの設定を誤ったことにより、spモードを利用しているユーザーの「spモード設定情報」が、他のユーザーから閲覧可能な状態になっていたという。19時の時点で、メールアドレスや設定が変更されているといった問い合わせが53件あったようだ。
spモードの「各種設定」では、メールアドレスの変更やspモードのパスワード変更、公衆無線LAN設定、迷惑メール対策などが行えるが、変更時に必要な4ケタのパスワードを「0000」などにしており他人のパスワードと一致した場合に、他のユーザーの「spモード設定情報」が変更可能な状態にあったとみられる。
不具合の発生期間は、7月25日の1時41分~9時14分で、それに伴って9時14分~13時37分の間「spモードの各種設定」サイトは一時停止状態にあった。影響を受けた人数に関しては精査中だが約1,000契約としており、ユーザーを特定でき次第、速やかにドコモから直接連絡のうえ対応するとしている。