ASUS、AndroidとWindows 8デュアルOSの18.4インチタブレット「Transformer AiO」を発表

ASUSは台湾で開催中のComputex2012プレスカンファレンスにおいて、新製品を発表した。Android関連では、Android 4.0とWindows 8の異なる2つのOSを搭載したタブレット「Transformer AiO」を発表している。

「Transformer AiO」は、Android 4.0とWindows 8を簡単に切り替えることができる端末。ASUSは「All-in-One PC/Tablet」として紹介している。
その理由は、本体側のドックとディスプレイとなるタブレットが別々の端末となっており、ドック側がWindows端末、ディスプレイ側がAndroid端末となっていることによる。ドックとディスプレイとドッキングすることでWindows PCになり、ディスプレイは取り外すとAndroidタブレットとして利用可能という仕組みになっているからだ。
本体側はIntelの最新CPUであるIvy Bridgeを採用し、タブレット側はおそらくARM系のプロセッサを採用していると思われる。
ASUSがこれまで「Transformer」シリーズで培ってきた技術がいかんなく発揮された端末だと言えるだろう。

起動時にはWindows 8が起動するが、ボタンを押すだけでAndroidにOSを切り替えることができる。また、ディスプレイは取り外してAndroidタブレットとして利用するだけではなく、リモートコントロールを利用してWindows 8を操作することも可能になっている。

なお、詳細なスペックは不明だが、18.4インチという昨今のタブレット端末とは一線を画す大画面ディスプレイを採用している点は注目に値するものの、会場で実際に触った人からは「持ち運ぶにはあまりにも重い」という声も聞かれる。