「Galaxy S III」の機能解説・ベンチマーク動画と特徴まとめ

3日未明にロンドンで発表されたSamsungの新フラッグシップ端末「Galaxy S III」の各種動画が公開されている。説明を交えながら、機能や特徴をまとめて紹介する。

発表イベント「Samsung Mobile Unpacked 2012」

5月3日未明にロンドンで開催されたGalaxy S IIIの発表イベント「Samsung Mobile Unpacked 2012」のフル動画が公開されている。78分と長いが、Galaxy S IIIのすべてが説明されているといっていいだろう。

日本時間では4日深夜3時スタートだったため、見られなかった方や雰囲気を味わいたい方はチェック。

機能解説の公式動画

公式ブログ「Samsung Tomorrow」ではハンズオン動画が公開されており、4分ほどで機能の解説がわかりやすくまとまっている。

上記動画に加え、Galaxy S IIIの製品情報サイト(日本語)にも特徴が紹介されており、以下にいくつかをピックアップする。そのほか、Galaxy S IIIユーザーにはDropbox 50GBの2年間無償提供が行われる点なども見逃せない。

  • S Voice:iPhoneのSiriのような、ユーザーの問いかけに人工知能が応答する機能。英語や韓国語など8言語に対応するが、日本語には非対応。
  • S Beam:Wi-Fi Directを用いた高速転送が可能なファイル共有機能。例えば、1GBのファイルをわずか3分で共有できるという。
  • Best photo:自動的に8枚の写真の高速撮影が行え、ベストな1枚を選定してくれる。
  • Pop up play:ブラウザなど他アプリを使用しながらでも、動画を小窓で再生し続ける機能。小窓は画面上のどこにでも移動できる。
  • Direct call:メールの作成画面を起動中に端末を耳に当てると、自動的にメールの宛先の人の電話番号に電話発信できる機能。
  • Smart stay:ユーザーが画面を見ている間は、画面を触っていなくても目を認識して画面がスリープしないようにする。

なお、スペックについてはこちらの記事を参照。

ベンチマークテストの結果

Samsung Exynos 4412 クアッドコア(1.4GHz)を搭載するGalaxy S IIIだが、いくつかのベンチマークアプリによるテスト結果が公開されている。

Engadgetによれば、Quadrant(全体的なパフォーマンス)は5,189ポイント。Linpack(数値演算)はシングルスレッド・マルチスレッド、それぞれ51.337mflops、101.606mflops。Nenamark(グラフィック性能)2は59.8fps、Vellamo(Webブラウズ性能)は2,094ポイントだった。

多くのベンチマークでGalaxy S IIIが最良のスコアを出しているが、ライバル機(?)HTC Oneとの比較では、一部で差は出ているもののそれほどの違いはなかったとみていいだろう。

また、Phone Arena(下記ベンチマークテスト動画)によれば、Antutu(全体的なパフォーマンス)で11,492ポイントとなっている。