ドコモ・au・EM間の絵文字が共通化へ

NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、イー・アクセスの4社は18日、キャリア間のメールでやり取りされる絵文字を共通化することを発表した。事業者間で互換性のない絵文字が「〓」となってしまったり、別のニュアンスの絵文字に変更されてしまったりする問題を解消するとしている。

今回の共通化では、基本的にNTTドコモの絵文字をベースとしたデザインに統一することで合意された。各キャリアでどのように変わるのか、以下に概要を説明する。

NTTドコモの場合

今回の共通化ではドコモのi絵文字がベースになるため、ドコモユーザーからすると特に変更点はない。

auの場合

auの場合だが、まず絵文字のデザインが大幅に変わることになる。ドコモのデザインを踏襲した新しい絵文字が採用されることになったためだ。
さらに、パレット(一覧)に表示される絵文字の数は467から390へと減少する。これは他社との互換性を考慮し、一部の絵文字を削除したため。これまでの絵文字はパレットには表示されないが、画像化されデコレーションメールの絵文字として呼び出すことが可能で、引き続き利用することができるようにしていく方針とのこと。

共通化の対象となる端末は、夏モデル以降の端末とAndroid4.0にアップグレードされるスマートフォンが対象とのこと。
なお、iPhoneについては本取り組みの対象となっていないので注意。

イー・モバイルの場合

イー・モバイルもデザインが大幅に変更される。現時点で利用できる絵文字261種類中238種類のデザインがドコモのi絵文字に合わせて変更される。残り23種類については、イー・モバイルのロゴやHIT!などの独自絵文字で、デザインもそのままで他社の端末に送信すると「〓」となるとのこと。

共通化の対象となる端末は、5月以降に発売されるもの。既存端末もスマートフォンについては、アップデートで対応する予定だ。

これまで、「〓」が盛りだくさんのメールをもらって残念な思いをしたことがあるユーザーは多いだろう。
今後は、このようなことも少なくなりそうだ。