京極夏彦『百鬼夜行シリーズ』、初の電子書籍化 「GALAPAGOS STORE」で配信開始

京極夏彦のデビュー作『姑獲鳥の夏』をはじめとした『百鬼夜行シリーズ』(講談社)が、初めて本格的に電子書籍でリリースされる。3月16日より、電子書籍ストア「GALAPAGOS STORE」で提供が始まる。第一弾として配信されるのは『姑獲鳥の夏』と『百鬼夜行 陰』、第二弾は『魍魎の匣』と新刊の『百鬼夜行 陽』、その後もシリーズ全巻が順次配信予定。

百鬼夜行シリーズ』は、第二次世界大戦後まもない東京を舞台とした推理小説。個々の作品のタイトルには、必ず妖怪の名が冠せられている。その妖怪に関連して起こる様々な奇怪な事件を「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑き物落とし」として解決する様を描く、作家・京極夏彦の代表的な人気作品。

姑獲鳥の夏』は京極夏彦のデビュー作であり、講談社の「メフィスト賞」創設のきっかけにもなった作品。同賞はその後、森博嗣や西尾維新など様々な人気作家を輩出しており、大きな影響を残している。アプリオ編集部としても、自信を持ってオススメできる作品だ。

文庫版で630ページある、『姑獲鳥の夏』。しかし、電子書籍なら一つの端末に収まる。スマートフォンやタブレット端末で、手軽に全巻持ち歩くことが可能になった。また、『百鬼夜行 陰』では一話ごとでの分冊版も販売されるので、気軽に作品の世界に浸ることもできる。

「GALAPAGOS App」のデスクに並ぶ表紙画像は、各巻ごとに新たに電子版オリジナルとして用意された。表紙画像は並び順を自分の好みで自由に変更することが可能なので、コレクションして楽しむことができる。

姑獲鳥の夏(全2巻)
出版社:講談社
娘が二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという奇怪な噂。京極堂によって解き明かされる呪われた「久遠寺の血」の真相とは!?
価格(税込):1巻170円、2巻500円
提供開始日:2012年3月16日
百鬼夜行 陰
出版社:講談社
日常に潜む恐怖を多様に描き出す十の怪異譚。『姑獲鳥の夏』から始まる長編のサイドストーリーでもある。
価格(税込):800円
提供開始日:2012年3月16日
百鬼夜行 陰 -短編1話- (全10巻)
出版社:講談社
小袖の手、文車妖妃、目目連、鬼一口、煙々羅、倩兮女、火間虫入道、襟立衣、毛倡妓、川赤子の各章を分冊化。
価格(税込):各85円
提供開始日:2012年3月16日
魍魎の匣(全3巻)
出版社:講談社
謎だらけの武蔵野連続バラバラ事件と不可能なはずの美少女誘拐事件。霊能団体や新進気鋭の作家がからむそれぞれの魍魎を京極堂は落とすことができるのか?
価格(税込):各500円
提供開始日:2012年4月6日
百鬼夜行 陽(全3巻)
出版社:講談社
「百鬼夜行 陰」に続く短編集が待望の登場。不条理な恐怖、常軌を逸した執着、あるはずもない記憶。日常の狭間にふと立ち現れる怪異……。
価格(税込):各500円
提供開始日:2012年4月6日

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