Sonyは23日、近距離無線通信技術「TransferJet」(トランスファージェット)規格対応LSIを商品化すると発表した。急成長中のスマートフォン市場などのメーカーに対し、このLSIを積極的に販売していくとしている。
「TransferJet」は、近距離無線で最高実効速度375Mbpsという高速通信が可能となる規格。
同じ無線で端末間を接続してデータを転送する技術には、ほとんどのモバイルデバイスに搭載されているBluetoothなどがあるが、高解像度写真データや動画の転送を行うにはあまりにも低速(EDRで最大通信速度が1306.9kbps)なのが実情だ。
スマートフォンを利用していると、高機能なカメラで撮影した写真や動画など、ファイルサイズの大きいデータを別の機器へ転送・共有したいことがあるが、これまでは通信速度に厳しい制約があった。
しかし、「TransferJet」があれば大丈夫。東芝製端末によるデモ動画でもその速さを確認することができる。
Sonyが今回商品化するLSI『CXD3271GW』は、「TransferJet」規格の理論上の最高実効速度375Mbpsに迫る350Mbps以上の転送速度、業界最高の受信感度を実現しつつ、低消費電力化と小型化を図ったという。
さらに、Android機器への搭載を容易にするために、Android版ソフトウェアディベロップメントキットも提供するとしていることから、今後Androidスマホやタブレットにおいても「TransferJet」採用端末が増えることになりそうだ。