イー・アクセスは22日、次世代モバイル通信「EMOBILE LTE」を発表した。3月から提供を開始する。
「EMOBILE LTE」は、FDD方式のLTEサービス。通信速度は下り最大75Mbpsとなっており、国内では最速クラスの通信速度を実現する。
気になる対応エリアは、2012年3月末時点で全国人口カバー率40%、同年6月末時点で東名阪主要都市(東京23区、千葉市、さいたま市、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市)の人口99%をカバー、その後も順次拡大する予定としている。
発表と同時に行われた商用ネットワークでの公開実測デモンストレーションでは、下り70Mbps超のスループットを達成するなど、高速通信環境を求めるユーザーからの注目を集めているようだ。
なお、「EMOBILE LTE」対応エリア外であっても、全国人口カバー率93%の「EMOBILE G4」エリア内であれば、下り最大42Mbpsでの通信が可能とのことなので、対応端末を使いたいのにエリア外で通信ができないといった心配も少ないだろう。
また、「EMOBILE LTE」の発表に合わせて、対応端末3機種が発表されている。
発表されたのは、Wi-Fiルーター「Pocket WiFi LTE」として、Huawei製の大容量バッテリー搭載「Pocket WiFi LTE(GL01P)」と、AnyDATA製のコンパクトサイズ「Pocket WiFi LTE(GL02P)」の2機種、USBスティックタイプのデータ通信端末「GL03D」。いずれも3月以降順次発売するとしている。